カネコウ中川のこだわり

カネコウ中川は、浜田港で水揚げされた新鮮な魚介類を、昔ながらの製法にて自社加工製造しております。

創業当時より培った質を保ちたい気持ちゆえ、大量生産は出来ませんが、全てスタッフの手で作業しています。自分たちが食べたくなるようなものを仕入れ、 製造中に我々が摘み食いしたくなるようなそんな商品をお客様にお届けすることをモットーにしています。

山陰浜田の恵まれた自然環境の下、魚本来の美味しさを求めた昔ながらの「懐かしいふるさとの味」「本物の味」皆様にぜひご賞味下さい。

当社では9割が浜田、1割が下関で水揚げされております。浜田港で水揚げされる「ふぐ」は漁獲の多い順番に、「真ふぐ」「トラふぐ」「シロサバふぐ」「ゴマ ふぐ」です。この中で圧倒的に多いのが「真ふぐ」。

ここでふぐの薀蓄を少々、ふぐは大きく分けると二つ種類があります。
『サバふぐ族』シロサバふぐ、クロサバふぐこの二種類のフグは干物や味醂干、から揚げでよく使われます。比較的身が柔らかいことがあげられます。
それに対しトラフグは身が硬いのが特徴です。

『トラふぐ族』トラふぐ、真ふぐこの二種類は鍋と刺身に使われます。
トラふぐは独特の香りのある魚で身が硬いのでふぐ刺しによく使われます。
天然トラふぐは独特な「トラふぐ臭」が有り、以前はそれを好まれていました。
最近は匂いの無い養殖ものが喜ばれる傾向にあるようです。 それに対し、真ふぐはトラふぐと比べ水っぽさがあります。あとトラふぐと比べると身は柔らかいのが特徴です。

フグ鍋やフグ飯でよく使われるケースが多いのですが当社では味醂干しや一夜干し、焼きつくりやから揚げにも 使っております。
ヒレや皮に関しては、トラふぐは食べられますが、真フグは食べられません。
尚、フグに格付けをするならば「トラふぐ>真ふぐ>サバふぐ」の順番になります。

その昔、フグの白子の欲しい人は、バケツを持って天ぷら工場に貰いにいっていた時も有りました。
高級な料理法も知らない産地では白子を味噌汁に入れて食べていました。
今、その味噌汁を飲む度に数十年前を思い起こしています。

山陰地方と言えば、薄暗く曇天の日が続く所との印象をお持ちでしょう。
しかし、他の山陰地方と比べ浜田地区は比較的日照時間が長いのです。
港で魚の水揚げが多いから魚屋が沢山出来ただけでなく、天日に頼る加工ならではの必然性が有ったのでしょう。

戦中は軍都だった事も有り、浜田地方は魚臭い粗野な人間の集まりでは有りますが、昔から田舎者にしては洗練された文化がありました。 金持ちには縁の薄い土地柄ですが文化人・知識人は沢山輩出しています。

地元の人達はそれらの者に敬意を払っていました。 貧しさに追いかけられながらも文化という夢で空腹を我慢したのか、もしかすると心にゆとりを持っていたのでしょう。
ひょっとしたら浜田藩の開祖が古田大膳太夫重治候であった事もその理由の一つかも知れません。

近世になっても文化の流れは受け継がれ『日本で最初の県議会を開催』したり、『英国人外科医エドワード・ジェンナー』に感謝する大きな石碑などがその名残として残っています。

浜田の漁船

終戦直後のエピソードとして、進駐して来た連合軍が鏡山の中腹に立っているジェンナーの石碑を忠魂碑と勘違いし取り壊しに登りました。しかし、これを見て「こんな田舎の人間が西洋人の偉業に感謝して石碑を建てている事に驚きと感激を受けた」という話があります。

現在は戦中勇猛であった浜田第21連体の兵舎は殆ど解体され、レンガ造りの屋内練兵場2棟(雨覆練兵場)だけが残されています。
ここ近年は過疎も進んできてはおりますが、明るい材料もあります。
シロイルカで有名な水族館アクアスが開館されました。これによりメディアでも注目をされ観光客の方々が多く浜田を訪れてくれるようになりました。

『山陰浜田』は日頃あまり注目こそは浴びる町では有りませんが、古き良きものと現代のものが融合している良い港町です。
もし、興味があれば是非遊びにいらしてください

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